やばーい!AqoursのドラマCD

ラブライブ!サンシャイン!!のドラマCDに代表される特殊な世界とその魅力について

ダイヤ死亡(一年半ぶり二度目) 3rdライブツアー埼玉公演幕間映像

2018年 6/9,10に埼玉メットライフドームで行われたラブライブ!サンシャイン!! Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~の埼玉公演Day1,Day2の幕間映像の感想です。

基本的にリリース(世に出た)順に感想を書いていこうと思うのですが、とりあえず記憶も新しいうちに埼玉講演から。ライブ後に自分で書いたメモを下にしているので怪しいところもありますがご容赦ください。

いずれ円盤特典として世に出ると思われるので、その時は一応ネタバレ注意です。

 

 

ここでいう幕間映像というのはライブ中、曲と曲の間の休憩時間に流れるメンバー同士(霊などの例外を除く)による掛け合いが楽しめる映像です。最近は単なるキャラの動きに止まらず各種演出が入ることも多いですが、基本的には音声メインです。キャストの皆さんの着替えなどの時間にファンを飽きさせないようにという配慮から始まったのでしょうか。

 

 

 

 

幕間映像1

Aqoursドッキリ楽屋レポート!

 

 

あらすじ

Aqoursの楽屋らしき場所にやってきた善子ルビィ。善子はレポーター気取りで楽屋内のAqoursメンバーにドッキリをしかけようとルビィに提案します。楽屋にはスクフェススマイル組の千歌花丸鞠莉がいるそうです。

 

不安そうに楽屋に入ろうとするルビィは善子に止められてしまいます。この行動を起こそうとした途端にインターセプトが入るのはまさにドラマCD時空といった感じ。善子はルビィにここはどこかと尋ねます。楽屋前、所沢など無難な解答をしていくルビィでしたが、善子が求めていたのは埼玉、すなわち「彩の国」でした。今回はそこまでではありませんが、無茶な解答を迫るのもいかにもドラマCD時空らしいです。

ちなみにこの「彩の国」というのは1992年に埼玉県が公募により決定した愛称だそうです。住んでいたことがあるので、単語自体は嫌というほど聞き覚えありますが、そんなどうでもいいことまではWikipediaで調べるまで知りませんでした。Wikipediaにもボロクソ書かれてました。

「彩の国」だから「サイ」と引くレベルのダジャレを持ち出す善子。そして埼玉⇒関東平野⇒平野⇒サバンナ⇒サイとまたしても無茶な理屈を展開します。善子がサイを召還すると、出てきたのは頭から二本の矢印みたいな角をはやした(ジングルベルが止まらない収録 ほんとのクリスマスパーティー 千歌ちゃんのセリフ参照)梨子ダイヤ果南。その悪魔のようなちゃちな角の出来栄えにツッコまざるを得ない曜梨子ルビィでしたが、果南はのんきにダイヤの角を似合っていると誉めます。もちろんダイヤも嫌そうですが、サイの角と思い込むことでなんとか我慢しているようです。サイの角ならいいってもんではないとは思いますが。

 

そしてドアをあける一同。そこに待っていたのはなんと本当のサバンナ。1年ちょい前に流行ったけものフレンズを思い浮かべた人も多かったのではないでしょうか。流石の善子も呆気にとられますが、そこに聞こえてきたのは梨子ちゃんの悲鳴。なんとワニに食べられかけています。続いて底なし沼に沈みかけている曜ちゃん、人食いしいたけ(意味不明)と戦っている果南ちゃんを発見します。この時のルビィちゃんの悲鳴がやたら早口でやたら可愛かったです。ふいに妹の名前を叫ぶダイヤさんの声が聞こえたと思うと、走ってきたダイヤさんはルビィを庇い、マンモスに踏みつぶされてしまいます。ヤクザとしてけじめをつけるために自害したほんとのクリスマスパーティーと合わせて2回目の死亡ですかね。

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いらすとやとぷちぐるの相性の良さ

 

善子とルビィは悲鳴をあげますが、気を取り直した善子は3つの山のようなものを見つけると、アレこそ「日本のアーク」さきたま古墳群だといいます。さきたま古墳群とはその名の通り古墳がある国の史跡です。Wikipediaによると現在も9個の古墳が残っているそうですが、それよりもピクニックができるような広場のイメージが強いです。

 そしてそのアークから現れたのはライオンキングのようなライオンの被り物をした花丸。それらしき雄叫びをあげながらライオンキングのように自己紹介します。ライオンキングネタは花丸ちゃんのcvの高槻かなこさんの愛称「きんぐ」にかけていたのかもしれませんね。そしてもはや元ネタを隠す気0で、某物真似で有名になったフレーズ「しーんぱーいないさー」を叫びます。ここは絶妙に音程を外していたのが個人的なツボです。

吠え続ける花丸を見て2nd埼玉幕間映像のように生贄が必要だと語る善子。そこに神官のような?頭飾りをつけた千歌と棒に縛り付けられて笑っている鞠莉(やたら雑な絵)が現れます。千歌ちゃんの頭飾りを見たときはなぜかパ○ドラのこのキャラクターが思い浮かびました。


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アマテラスたまドラ 

 

 

鞠莉ちゃんに関してはTwitterなどで検索して頂ければそのシュールさが伝わるはずです。

 

そして善子を筆頭にずら丸コールが始まります。声が小さいと会場を煽っていく善子と泣きそうな声のルビィ、のんきな千歌と捧げられるはずの鞠莉、当然のように復活したサイ4人と会場の40000人のずら丸コールが1つになったところで終了です。

 

 

感想

今までのドラマCD、幕間映像の中でもかなり面白いものだったと思います。ドラマCD時空ではやや助長と思われる展開になることも時折あるのですが(余りにも強引な聖地紹介、花丸ちゃんのやたら詳細な豆知識コーナー)、今回はボケがテンポ良く進行し、飽きさせない展開でしたね。各キャラのリアクションも音だけで笑いをとれる勢いがあって、盛り上がりに拍車をかけていたと思います。特に突然サバンナが広がっていたシーンとダイヤが踏みつぶされるシーンでは反応も多かったように感じました。素顔が見たいかという善子のあおりやずら丸コールなどファンが参加できるような仕掛けも多かったです。自分はライブビューイングだったのですが、このようなときは会場の音声も拾っていて盛り上がりを感じられました。

 

幕間映像2でも言及されるようにボケとツッコミが比較的明確なことが多いこのドラマCD時空ですが、今回メインのボケは善子、ツッコミはルビィでしょうか。ツッコんでいく内にボケに巻き込まれていく(特にダイヤ)、あるいはボケに乗っかり最後に冷静にツッコむ展開が多い中で、世界観の一部として最初から最後まで他6人に返答すらしなかった千歌丸鞠莉のようなボケは割と新しかったのかもしれません。

 

また今回は高槻さん(花丸ちゃんの中の人)がMCで会場のずら丸コールに触れてくれましたね。自分の記憶の中ではライブ中にキャストの方が幕間映像について発言してくれたのは初めてだと思うのですが、ファンと同じ目線で立ってくださるようで嬉しいです。いつか浦ラジなんかでもお話してくれたらいいですね。

 

 

 

 

幕間映像2

クイズ40000人に聞きました!

 

 

あらすじ

一日目

 

突然司会者然として現れる千歌ちゃん。先ほどサイだった4人(曜梨子ダイヤ果南)をAqoursの良心ツッコミチーム、残りの4人(善子ルビィ花丸鞠莉)をボケチームとして紹介します。この時ボケチームがAqoursの坂東太郎と紹介されていたのですが、どのような意味なのでしょうか?ググってもしっくり来なかったので、元ネタなどわかる方いらっしゃったら、コメントなどで教えてください。

この2チームに分かれてアンケートクイズを行うようです。ルールは会場の40000人におこなったアンケートの回答の中で最も多数派だったものを当てるというもの。アンケート回答人数がそのまま獲得ptになるようです。このルールはタイトルにもパロディされている「クイズ100人に聞きました」という番組と同じものだそうです。本放送は1992年に終了しているとのことなので、自分含む多くの若めのラブライバーには伝わりません。

 

一問目は「何のためにメットライフドームに来たか」。花丸ちゃんが挙手するもボケチームとして、ボケるべきか悩みます。そんなこんなしているうちに鞠莉が無難な解答。見事39990ptを獲得します。

 

二問目にしてなんと最終問題。「Aqoursで一番かわいいのは」。多数派以外は少数意見として無視するという千歌ちゃんの発言に恐れおののく一同。しかしそんな中でも果南ちゃんは自信ありげに手をあげ、「高海千歌」と答えます。なんと単なる正解ではなく全員一致の回答ということで40000ptを獲得。果南ちゃんの解答はある意味ボケ殺しという形のツッコミなのか?と訝しむ曜ちゃんと梨子ちゃん。ただのっけから頭空っぽな鳴き声(ハグゥー)で登場するなどボケとして目立ちつつある果南ちゃんだけにのんきに千歌ちゃんのことを可愛いと思っているだけの可能性の方が高いと思います。

 

ツッコミチームの勝利ということで番組(?)を閉めようとする千歌ちゃん。「提供はライオン」というセリフとともに、なぜかまたしても獅子神化している花丸ちゃんがズームされます。元ネタはいうまでもなく石鹸などを販売している大手企業のライ○ンでしょう。なんとWikipediaによると元ネタの「クイズ100人に聞きました」でもライオンがスポンサーをしていたそうです。ネタが細かいですね。そして満足げに吠える花丸ちゃんに被せるように、ボケチームに配属されたことに対してツッコむルビィがオチでした。

 

二日目

 

序盤の流れは概ね一日目と同じだったと思います。

一問目は「Aqoursのことが好き?」。善子のズレまくりな「ヨハネ!」という解答は案の定不正解。「堕天使ヨハネ」ならと悔しがる善子にツッコむルビィでしたが、そんなルビィを花丸は叱ります。ボケチームなのにツッコむとはどういうことだ、生き様はどうしたと言う花丸。このセリフの中にレゾンデートルという言葉があったのですが、これは、フランス語の哲学用語で「存在意義」などの意味があるそうです。浅学ながら調べるまでこの言葉を知らなかったのですが、意味を知ると同時に哲学用語まで用いてボケたがる花丸ちゃんに笑ってしまいした。そんな三人をよそにちゃっかり「大好き」と回答する鞠莉のおかげでボケチームは39997pt獲得。

 

二問目の「Aqoursと聞いて思い浮かぶのは?」に対し、ある程度オチが読めた人も多かったのではないでしょうか。そんなメタな考えをせずに悩む8人。そんな中なんと千歌ちゃんが自分だけちゃっかり用意していたボタンを押します。答えはやっぱり「高海千歌」。なんと100000ptを獲得し、司会者高海千歌の優勝で幕を閉じます。同じことをアニメでやってしまった2期11話のダイヤさんと褒めたたえるルビィちゃんの異常さがここに来て際立ってしまいましたね。

 

 

感想

 

なんと今回は一日目と二日目で内容が変わるという嬉しいサプライズ。変更のなかった幕間映像1で油断していたのでとてもびっくりしました。こうなると福岡一日目を見れそうにないことが惜しくなります。

 

内容についてはドラマCD時空ならではのボケツッコミの括りを大きく打ち出していて面白かったです。映像1からの流れではルビィはツッコミかもしれませんが、包丁人化、アジ化などを考えるとボケ扱いは妥当だと言えますね。それを言ってしまうとツッコミと言えるのは梨子&曜(非ツッコミ疲れ時)ぐらいしかいませんが。ここら辺の各メンバーのボケツッコミ率などはまとめて記事にしてみたいです。

 

正直言って映像1に比べると少し短いと感じましたが、そもそもライブの空き時間のことなので文句は言えません。二日分というサプライズもありましたし。

 

このライブをきっかけに各CD付属のドラマCDに興味を持ってくれる人が増えたらうれしいです。

 

 

あらすじの中に感想が多々あったりと不慣れで読みづらい文章になってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。