まさかの自虐ネタ 大阪公演幕間映像感想
大阪公演の感想です。一応ネタバレ注意です。
幕間映像1
ドッキリ楽屋レポート!
埼玉公演と同じ楽屋にいるメンバーにドッキリを仕掛けようとするコーナー。今回はレポーター鞠莉、アシスタント梨子、楽屋に善子、曜、ダイヤという組み合わせのようです。順当に行くと残る福岡公演のドッキリ対象はルビィ、梨子、果南ですがどうなるんでしょうか。
鞠莉は埼玉公演の善子のように観客を煽ります。しかし、鞠莉は反応がほとんどないかのようなリアクション。それでもめげずに煽りますが、依然反応はないかのようです。観客が悪いわけではないと気を使ったのかドッキリを早く始めようとします。嫌々だった梨子ちゃんが結果的に乗せられちゃってるのが面白いです。ドラマCD時空影のナンバーワン実力者の呼び声も高い鞠莉の作戦ですかね。
そして楽屋のドアを開くのですが、この時会場の歓声が大きくて笑ってしまいました。埼玉の突然のサバンナの期待もあったのでしょうが、やはり関西だからなのでしょうか。アニメの総集編でボケ、ツッコミも多かったと思います。
肝心の楽屋の中は隙間風が入り込んできそうなボロ屋の一室と言った趣。個人的にはボロボロになった「スマイル」の掛け軸が印象に残ってます。こんな部屋になってしまったのはこの幕間映像のコーナーが毎回寒いからと善子が説明します。そして、その寒さによる尿意も相まってトイレタイムになっているとまで言います。
そして理不尽に父(?)善子にハリセンで殴られる長女ダイヤ。窘める妻曜と止めようとする次女ルビィでしたが、ルビィはハリセンで殴られて飛んで行ってしまいます。善子は「沼津名物がんばルビィ」なんかでは大阪の笑いのレベルの高さについていけないと言います。ルビィは一言も言ってませんでしたが。
鞠莉が一家を元気づけようとしているとサングラスをかけたずら丸金融一行(花丸千歌果南)が突入してきます。どうやら目当ては借金の返済ではなくいつになったら笑いをとってくれるのかだそうです。笑いをとらない津島家に業を煮やして、ついに差し押さえを始めます。「スマイル」かけ軸も差し押さえです。
ここで一念発起した善子は気合を入れようと一家に声をかけます。そして繰り出したるは散々disった「沼津名物がんばルビィ」。ルビィもしれっと帰ってきて、そしてなぜかずら丸金融も加わってのNMGR。笑いがとれるのなら何でもする主義なんでしょうか。もちろん観客もNMGRに加わります。
すると突然ボロ部屋に光が差し込みます。鞠莉はNMGRが天に届いたのだと言います。「ジングルベルがとまらない」の「仁義なきデコ」でも似たような展開がありました。超常現象に正常な判断力を失った梨子も鞠莉に唆されNMGRに加わってしまいます。ツッコミがいなくなってしまったのでNMGRを止める人はいません。アホほどNMGRを繰り返してフェードアウトして終わりとなりました。
感想
自虐ネタを使ってくるとは思っていなかったので映画館で本気で笑ってしまいました。埼玉公演の感想にも書きましたが、この幕間映像では花丸ちゃんのやたら詳細な(はっきり言って無駄に長い)豆知識コーナーなど白けかねない場面はあったと思います。そんなファン(というか自分)の心を知ってか知らずか自虐ネタに突っ走ってきたのは面白かったです。埼玉公演が面白さも盛り上がりもあったのでネタで済んだものの、ダダ滑っていたらと思うとちょっと怖いですね。
一方でオチのNMGRは長すぎと感じました。会場ではみんな声をあげていましたが、内心いつまでやるんだろうか…と思っていたのではないでしょうか。まあいくらNMGRが寒くてもこのコーナーは寒いものなのでセーフです(無敵の理論)。
幕間映像2
3万人、5万人、7万人!Aqoursガッチリクイズショウ
司会として出てきたダイヤとルビィ。埼玉の時と同様にチーム対抗クイズを行うようです。この流れは2期11話の出し物を彷彿とさせます。この時のBGMがダイヤさんの「みんなスタジアムに集まれー」(謎ダンス)でお馴染み(?)「お遊戯の時間ですわ!」でした。そして立て続けに「ウキウキ夏合宿」が流れます。こちらは浦の星女学院購買部などで聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。本編で印象的なBGMが使ってくれるのはいいですよね。
元ネタとなったのは60~70年代に放送されていた「がっちり買いまショウ」らしいです。ゲームの結果に応じて賞金が決定され、その賞金を超えないようにかつ少なすぎないように買い物をするという番組だそうです。タイトルの3万、5万、7万という数字はこの番組の賞金にちなんでいるようです。
ただし今回のルールは人数を問うクイズで3チームがそれぞれ3万人、5万人、7万人から1つを選び、正解チームがその人数と同じ金額分買い物をできるという本家とは違うかつかなりガバガバなものです。
解答チームは千歌曜、善子花丸、果南鞠莉の3チーム。梨子ちゃんはアシスタントのようです。
第一問は「大阪城ホールにいる人数は?」
解答チームが考えている間に会場の人にも答えを叫ばせます。3チームが選択肢を決めますが、大阪城ホールはそんなに広くないので当然全チーム不正解。代わりに会場で答えた人は終演後物販で正解の8000円分の買い物をできるそうです。
続く第2問は「今トイレに行っている人数は?」
これは幕間映像1の流れを汲んだものでしょう。ダイヤさんはトイレに行く不届きものなどいないとご立腹ですが、梨子ちゃんは無理しないでとフォローします。
そして相変わらず思考停止で選択する解答チーム。梨子ちゃんがそもそも会場の人数が8000人なのだから一番数字の少ない3万人ですらありえないとツッコむとなんと正解のコールが。ありえない、すなわちトイレに行く人なんているわけないとのガバガバっぷり。そして梨子ちゃんは制限が0、すなわち無制限に買い物しなくてはならないというこれまたガバガバ理論。
そしてルビィちゃんの「一粒300万人でお馴染みの大阪からお送りしました」という挨拶でシメ。これはグリコの一粒300メートルと大阪市の人口をかけたものでしょう。(現在およそ272万人)
2日目
チーム紹介では各二人のプロフィールにちなんだコンビ名がつけられていました。善子と花丸(趣味がゲーム&読書)の二次元殺法コンビには笑ってしまいました。元ネタは「キン肉マン」に出てくる「四次元殺法コンビ」だと思われます。「良い子の諸君!」から始まり、含蓄のあることを言ってくれるアスキーアートでご存じの方も多いのではないでしょうか。
そして始まる第1問。「大阪市中央区の人口は?」ここに来て初めて選択肢中の解答になるかと思いきや、7+3万人とのこと。会場の正解した人は10万円分の買い物をしなくてはなりません。
第2問は「大阪城ホールにいるAqoursの人数は?」。各チーム相変わらず律儀に選択肢から選びますが、答えは8009人で正解者は会場全員。理由は会場みんなの心の中にAqoursがいるからとのこと。金額も8009円ならともかく8000×9=72000円。もはやクイズになっていないという梨子ちゃんの言葉通りですが、今更ツッコむまでもないです。
感想
展開というか論理が破綻しすぎていて、書きながら自分のメモを疑ってしまうのですが、他のドラマCDを聞いているとさもありなんと思えてしまうのが恐ろしいところ。音声として聞いているとテンポの良さと音楽に誤魔化される節があるのかなと思います。間違っていたら教えてください。
元ネタのジェネレーションギャップは相変わらずですね。また関西ローカルなネタもあるっぽいのですが、それは地元の人に任せます。
福岡公演初日開演1.5時間前なのでここで終わりにします。
ここまで見ていただきありがとうございました。